米国株式相場 上昇、経済指標を好感、S&P500過去最高値更新
[14/08/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
米国株式相場は上昇。ダウ平均は60.36ドル高の17039.49、ナスダックは5.62ポイント高の4532.10で取引を終了した。ワイオミング州ジャクソンホールでのイエレンFRB議長の講演を翌日に控えて様子見ムードとなる中、週間新規失業保険申請数が予想より少なかったことが好感され買いが先行。7月中古住宅販売や7月景気先行指数も予想を上振れし、終日堅調推移となった。S&P500指数は過去最高値を更新。セクター別では、銀行や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で運輸や自動車・自動車部品が下落した。
銀行大手のバンク・オブ・アメリカ(BAC)は米司法省などと金融危機時の住宅ローン関連証券での不正に関し、170億ドルの支払いで和解に達したことが好感され上昇。ネットオークションのイーベイ(EBAY)は決済サービスのペイパルの分離(スピンオフ)観測で上昇。PCメーカーのヒューレット・パッカード(HPQ)は予想を上回る決算を発表して堅調推移となった。一方で百貨店のシアーズ(SHLD)は決算で赤字が拡大したことで下落。オフィス用品のステープルズ(SPLS)も冴えない決算を発表して軟調推移となった。
イエレンFRB議長は雇用情勢をテーマとした講演を明日行う予定となっているが、利上げ時期に関して示唆を得ることができるか注目が集まっている
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