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25日の香港市場概況:続伸、中国石油化工の主導で年初来高値を更新

注目トピックス 外国株

25日の香港市場では主要指数のハンセン指数が続伸となり、前営業日比54.68ポイント高(+0.22%)の25166.91で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同57.10ポイント高(+0.52%)の11115.79、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同27.12ポイント安(-0.55%)の4866.96だった。

前場のハンセン指数は軟調に推移し、一時25000を割り込む場面も見られた。米国の利上げ前倒し観測やウクライナ情勢への警戒感から、前週末の米国市場が下落した流れを引き継いだ。ただ、後場に入るとプラス圏に切り返し、3営業日ぶりに年初来高値を更新。2008年5月以来、約6年3カ月ぶりの高値水準で引けた。好決算を発表した中国石油化工(00386/HK)が買い進まれたほか、根強い資金流入観測が買い戻しの手掛かりとなった。

ハンセン指数の構成銘柄では、決算の上振れを受けて中国石油化工が4.28%上昇。油田サービス会社の分離上場観測も引き続き材料視された。このほか、長江実業(00001/HK)が1.37%上げるなど、香港系不動産セクターの上昇が目立った。香港では近く、新築マンションの分譲開始が相次ぐ見通しで、週末には多くのモデルルーム見学者が押し寄せたと報じられている。

一方、中国神華能源(01088/HK)が3.01%下落。22日の取引終了後に発表した2014年6月中間決算は前年同期比10%減益で着地。厳しい経営環境を受け、目標売上高や石炭販売目標を下方修正した。また、華潤創業(00291/HK)が2.05%続落。先週の決算発表後、英テスコとの合弁事業の苦戦が報じられ、株価の下落が続いている。

ハンセン銘柄以外では、比亜迪(01211/HK)が2.24%上昇。1-9月期も減益決算が続く見通しを示したことで朝方は売られたが、外資系証券が強気の投資判断を継続したこともあり、後場には買い戻された。このほか、国美電器(00493/HK)が後場に上げ幅を広げ、3.03%高で取引を終えた。同社が昼休み時間に発表した決算は純利益倍増と好調だった。



<KO>

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