概況からBRICsを知ろう〜ブラジル市場は小幅続伸、ブラジル中央電力など国営大手の続伸が指数をサポート
[14/08/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 59821.45 +0.14%
26日のブラジル市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比59821.45ポイント高(+0.14%)の59821.45で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは36、値下がり31、変わらず3と買いが優勢。セクター別では、通信や消費財が買われた半面、公益や石油・ガスが安い。
前半に利益確定売りに押される場面もあったが、その後は再び買い戻された。ブラジル中央電力(ELET3)など国営大手の続伸が指数をサポート。IBOPEブラジル世論統計院が実施した最新調査結果がこの日に発表されると予測され、野党であるブラジル社会党(PSB)所属のマリナ・シルバ元環境相の支持率が一段と上昇するとの期待が高まった。ただ、IBOPEは、調査結果がまだまとまっておらず、一部の報道が憶測にすぎないと指摘した。
【ロシア】MICEX指数 1443.32 -0.78%
26日のロシア市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比11.35ポイント安(-0.78%)の1443.32で取引を終了した。指数構成銘柄の値上がりは15、値下がり34、変わらず1と売りが優勢となった。
朝方は堅調な値動きを示したが、その後は利益確定売りに押された。最近の上昇で足元では過熱感が強まったほか、ベラルーシの首都ミンスクでプーチン大統領とウクライナのポロシェンコ大統領の首脳会談がこの日に行われるため、利益確定売りが先行した。
【インド】SENSEX指数 26442.81 +0.02%
26日のインドSENSEX指数は小幅続伸。後半に下値を模索する場面もあったが、終盤に買い戻された。石炭鉱区の割り当てが違法だとの判決が引き続きウエートの高い資源や電力関連の圧迫材料。最高裁判所は25日、1993年-2010年までの石炭鉱区の割り当てが違法だとの判決を下した。過去の政権による一連の割り当ては透明性に欠けていたことが指摘された。一方、成長ペースの加速観測が指数を下支えした。
【中国本土】上海総合指数 2207.11 -0.99%
26日の上海総合指数は続落。朝方こそ買いが優勢となる場面も見られたが、後場には下げ幅を拡大。今月14日以来の安値で取引を終えた。今週後半に10社が新規株式公開(IPO)の公募を行う予定で、引き続き短期的な流動性低下が警戒された。また、9月は増資などに絡むロックアップ(売却制限)解除株が年内最大の規模に達するとの報道が需給面での懸念材料に。後場には、ベンチャー企業向け株式市場「創業板」の大幅安が投資家心理を冷やした。
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