3日の中国本土市場概況:上昇、非製造業PMIの上昇などを意識
[14/09/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
3日の中国本土市場は上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比22.58ポイント高(+1.00%)の2288.63ポイントと4日続伸。連日で年初来高値を更新し、約1年3カ月ぶりの高値を切り上げた。上海A株指数は23.69ポイント高(+1.00%)の2395.89ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.27ポイント高(+0.49%)の257.96ポイント、深センB株指数が6.25ポイント高(+0.66%)の957.15ポイントで引けた。
中国景気の先行きが楽観されている。取引時間中に公表された官民の8月非製造業PMIは、揃って前月から上昇。マークイットによるHSBC中国サービス業PMIは、約1年5カ月ぶりの高水準を回復している。また、上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)を前に、マーケットへの資金流入も期待された。指数は中盤から上げ幅を広げている。
時価総額上位の金融株が相場をけん引する。なかでも銀行株が買われ、中国農業銀行(601288/SH)が1.2%上昇した。4大国有銀行の新規融資が8月最終週に急増したもようと報じられたことが手がかりになっている。このほか、不動産株や自動車株、メディア関連株、消費関連株などの上げも目立った。
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