4日の中国本土市場概況:堅調、上海と香港の相互乗り入れへの思惑
[14/09/04]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
4日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比18.24ポイント高(+0.80%)の2306.86ポイントと5日続伸。連日で年初来高値を更新し、節目の2300を突破した。約1年3カ月ぶりの高値を切り上げている。上海A株指数は19.15ポイント高(+0.80%)の2415.05ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.59ポイント高(+0.23%)の258.55ポイント、深センB株指数が3.90ポイント高(+0.41%)の961.05ポイントで引けた。
前日までの堅調地合いを継ぐ流れ。上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)の開始を10月に控え、資金流入への期待は続いている。指数は直近の上昇ペースが急ピッチなため、朝方は弱含む場面がみられたものの、程なく買いが優勢になり、中盤から上げ幅を広げた。
政策期待のある銘柄群が軒並み上昇。軍事改革の進展期待で航空・防衛関連株、海運業の支援策が発表されたことで港湾・海運株などが物色された。電力や水道の公益株、保険株、不動産株、消費関連株なども高い。保険株に関しては、指数が連日で年初来高値を更新したことで、運用収益が向上しているとの思惑が強まった。また、不動産株は引き締め緩和の動きが各地で鮮明化していることが支援材料になっている。
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