16日の中国本土市場概況:下落、短期的な過熱感が重しに
[14/09/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
16日の中国本土市場は下落。主要指標の上海総合指数は、前日比42.58ポイント安(-1.82%)の2296.56ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数は44.59ポイント安(-1.82%)の2404.18ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.68ポイント安(-1.77%)の259.13ポイント、深センB株指数が15.58ポイント安(-1.60%)の960.79ポイントで引けた。
もみ合いのなか下げる展開。政策期待などで買われる場面がみられたものの、中盤から売りが優勢になる。指数は前日まで連日で年初来高値を更新するなど、短期的な過熱感が強まった。中国人民銀行(中央銀行)の金融引き締めスタンスも重し。人民銀は16日、定例の公開市場操作(原則として火曜と木曜)でレポ取引を実施し、市中から150億人民元を吸収した。資金吸収は7月29日に再開して以来15回連続。先週はレポの期日到来分との差し引きで、5週ぶりに資金吸収超になっていた。
業種別では、IT関連株や消費関連株、自動車株などの下げが目立つ。自動車メーカー中国最大手の上海汽車集団(600104/SH)が4.5%安で引けた。前日に急伸した造船株、運輸関連株なども軒並み下げている。このほか、保険株や証券株、不動産株などもさえない。
一方、大型の資産再編を公表したことを手掛かりに、化学繊維メーカーの中国石化儀征化繊(儀征化繊:600871/SH)が5.1%高と続伸した。同社は3年連続の赤字計上によって上海市場の上場維持が困難になっていたが、今回の資産再編で上場廃止が回避できるとの思惑が膨らんでいる。原発建設の拡大観測を引き続き材料に、重工業設備メーカー(原発設備など)の中国第一重型機械(601106/SH)が9.9%高と3日続伸。約2年ぶりに高値水準に達した。
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