米国株式相場 上昇、FOMCの結果を受け
[14/09/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
米国株式相場は上昇。ダウ平均は24.88ドル高の17156.85、ナスダックは9.43ポイント高の4562.19で取引を終了した。注目のFOMCでは大方の予想通り100億ドルの量的緩和縮小を決定したものの、声明文で実質ゼロ金利を維持する期間について「相当の期間」と前回と同様の文言が据え置かれたことが好感され、発表直後は一段高となった。但し翌日にスコットランドの独立を巡る住民投票を控えていることもあり、引けにかけてはやや上げ幅を縮小する展開となった。ダウ平均株価は終値ベースで過去最高値を更新した。セクター別では、運輸や各種金融が上昇する一方でエネルギーや食品・飲料・タバコが下落した。
化学製品などのデュポン(DD)は著名アクティビスト投資家が会社分割を提案したことで上昇。住宅メーカーのレナー(LEN)は、予想を上回る決算を発表して堅調推移となった。一方でクラウド・データセンターのラックスペース・ホスティング(RAX)は身売りの計画を撤回したことで急落。ソフトウェアのアドビシステムズ(ADBE)は、慎重な業績見通しを示したことで軟調推移となった。業績下方修正を発表したソニー(SNE)はNY市場で7%弱の下落となった。
イエレンFRB議長は会合後の会見で「相当の期間」との表現は、画一的な時間軸を示すものではなく、インフレ率や経済成長のペースなどの条件次第との考えを明らかにした。
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