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19日の香港市場概況:ハンセン指数は上昇、材料難で方向感に欠ける展開に

注目トピックス 外国株

19日の香港市場はもみ合い。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比137.44ポイント(+0.57%)高の24306.16ポイントと反発する半面、本土企業株で構成されるH株指数は16.10ポイント(-0.15%)安の10783.33ポイントと小幅ながら続落した。売買代金は947億2100万香港ドル(18日は701億9600万香港ドル)に拡大している。

本土発の材料に乏しい中、方向感に欠ける展開。昨夜の米株高を好感して朝方は買われたものの、その後は株価が一進一退し、終日もみ合った。

ハンセン指数の構成銘柄では、マカオ関連株の上げが目立つ。金沙中国(1928/HK)が3.6%高、銀河娯楽集団(27/HK)が3.0%高と揃って続伸した。両銘柄は大手ブローカー各社の弱気見通しなどを受けて、一昨日まで連日で年初来安値を更新していたものの、値ごろ感に着目した押し目買いが入った。

また、一部のブローカーが「直近の急落は買いの好機」と指摘したこともプラス材料。時価総額上位の銘柄群も物色された。中国インターネット・ポータルサイト最大手の騰訊HD(700/HK)が1.9%高、携帯通信キャリア最大手の中国移動(941/HK)が1.8%高、国際金融大手グループのHSBC(5/HK)が1.7%高と値を上げた。

一方、本土不動産株の一角には売りが続く。雅居楽地産HD(3383/HK)が1.7%安、中国海外発展(688/HK)が1.6%安、広州富力地産(2777/HK)が1.3%安とさえない。統計局の最新データで、不動産価格の下落基調が確認されたことが嫌気されている。



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