25日の中国本土市場概況:3日続伸、連日の年初来高値更新も上値は重い
[14/09/25]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
25日の中国本土市場はやや強含み。主要指標の上海総合指数は、前日比1.53ポイント高(+0.07%)の2345.10ポイントと小幅ながら3日続伸となり、年初来高値を連日で更新。上海A株指数は1.59ポイント高(+0.06%)の2455.01ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.48ポイント高(+0.18%)の264.53ポイント、深センB株指数が2.16ポイント高(+0.22%)の970.83ポイントで引けた。
前日までの好調地合いを継ぐ流れ。来月の上海と香港の「相互乗り入れ」開始に伴う資金流入の思惑や、四中全会の開催を前にした政策期待が強まっているが、上値は重い。前日に大きく上昇したため、利食い売り圧力が高まった。また、人民銀行(中央銀行)の資金吸収スタンスも嫌気された。指数は一時マイナス圏に沈む場面もあった。
大型株に目立った動意がみられないなか、材料のある中小型株が物色される。なかでも、原発関連の銘柄が高い。国家発展改革委員会が近く、中国沿海部の原子力発電プロジェクト4件に対して着工許可を与える見通しと伝えられたことが手掛かり。発電設備の上海電気集団(601727/SH)と重工業設備メーカー(原発設備など)の中国第一重型機械(601106/SH)がそろってストップ高となった。このほか、港湾・海運株、建設関連株などもしっかり。
一方、不動産株はさえない。朝方は買いが優勢だったものの、中盤から下げに転じた。銀行や保険など金融株も売られている。
<KO>