概況からBRICsを知ろう〜ブラジル株式市場は続落、政権交代による経済再生への期待が後退
[14/10/02]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 52858.43 -2.32%
10月1日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1257.55ポイント安(-2.32%)の52858.43で取引を終えた。寄りの54115.21を高値に、一時52646.55まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは12、値下がりは57であった。
30日(火)に公表されたDatafolaの大統領選に関する世論調査で、決選投票でのルセフ大統領の支持率が49%、シルバ候補が41%となり(許容誤差2%)、ルセフ氏リードが変わらなかったことから、政権交代による経済再生への期待が後退して、売りが続いた。また、欧米株安も相場の重しとなった。
【ロシア】MICEX指数 1399.99 -0.79%
1日のロシア株式市場は下落。主要指標のMICEX指数は前日比11.08ポイント安(-0.79%)の1399.99で取引を終了した。1421.51まで上昇後、一時1399.80まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは17、値下がりは30、変わらず3であった。
この日は一部個別株の下落が、MICEX指数の下げをけん引する形になったもよう。金属大手のメケル(MTLR)が、債権者の銀行大手ズベルバンク(SBER)による請求権申し立ての報道に、反転下落したこと。また、ネット検索大手のヤンデックス(YNDX)が、プーチン大統領のインターネットに関する制約的な発言を受けて、下落したことが主導したとみられる。
【インド】SENSEX指数 26567.99 -0.23%
1日のインドSENSEX指数は小反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比0.23%(62.52ポイント)安の26567.99、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.24%(19.25ポイント)安の7945.55で取引を終えた。朝方は底堅い展開を示したが、その後はマイナス圏で一進一退の展開を示した。軟調な経済指標が足かせに。HSBCはきょう1日、9月のインド製造業購買担当者指数(PMI)が51.0となり、前月の52.4を下回ったと発表。これは2013年12月以来の低水準を記録した。新規受注や生産高の増加ペースが鈍化したことが主因だと説明された。
【中国本土】
1日の中国本土市場は休場。
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