16日の中国本土市場概況:下落、IT関連や素材関連株が安い
[14/10/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
16日の中国本土市場は下落。主要指標の上海総合指数は、前日比17.17ポイント安(-0.72%)の2356.50ポイントと反落した。上海A株指数は17.98ポイント安(-0.72%)の2467.11ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.89ポイント安(-0.72%)の261.65ポイント、深センB株指数が4.22ポイント安(-0.44%)の964.11ポイントで引けた。
外部環境への不安が相場を押さえる展開。取引時間中に9月の金融統計が発表され、融資が予想以上に伸びていたことを材料に買いが強まったものの、欧米景気の先行き懸念がくすぶるなかで中盤から売りが優勢になった。エボラ出血熱が世界各地で流行していることや、中国国内でデング熱の広がりがみられることも投資家のセンチメントを冷やしている。
中小型株が下げを主導。IT関連株や素材関連株が安い。前日に大きく買われた医薬関連株も利食い売りに押された。自動車株、消費関連株などもさえない。
半面、鉄道関連は急伸。中国南車(601766/SH)がストップ高となった。2020年の鉄道建設目標に関し、上方修正される可能性が高いと報じられたことが材料視された。このほか、銀行株も強含みで推移した。
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