22日の中国本土市場概況:下落、需給悪化懸念が燻る
[14/10/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
22日の中国本土市場は下落。主要指標の上海総合指数は、前日比13.10ポイント安(-0.56%)の2326.55ポイントと続落した。上海A株指数は13.75ポイント安(-0.56%)の2435.75ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.69ポイント安(-0.27%)の258.67ポイント、深センB株指数が2.78ポイント安(-0.29%)の964.97ポイントで引けた。
引けにかけて値を消す展開。指数は約1カ月ぶりの安値水準に低迷していたため、値ごろ感に着目した買いが入ったものの、上値は重く、徐々に売りが増えた。市場で期待が大きかった金融緩和策に関し、「人民銀行(中央銀行)は利下げを見送る可能性が高い」と報じられたことなどが重しになっている。また、新規株式公開(IPO)増加に伴う需給悪化の懸念も燻ったままだ。
業種別では、不動産株の下げが目立つ。大手の金地集団(600383/SH)が3.8%下落した。足元で、不動産投資の伸びが鈍化傾向にあることが嫌気されている。このほか、直近で上げの目立っていた証券株も売られた。発電やガスの公益株、素材関連株、医薬関連株なども安い。
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