23日の中国本土市場概況:下落、素材関連株が安い
[14/10/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
23日の中国本土マーケットは下落。主要指標の上海総合指数は、前日比24.14ポイント安(-1.04%)の2302.42ポイントと3日続落した。上海A株指数は25.28ポイント安(-1.04%)の2410.47ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.44ポイント安(-0.95%)の256.23ポイント、深センB株指数が9.39ポイント安(-0.97%)の955.58ポイントで引けた。
もみ合いながら下げる展開。朝方に公表された10月のHSBC中国製造業PMI(速報値)は50.4となり、予想と前月(ともに50.2)を上回ったが、市場では特に買い材料視する動きはみられていない。むしろ、PMIの内容が輸出や国内向けの新規受注指数に改善がみられなかったとして、「製造業を取り巻く環境は依然として厳しい」との見方が浮上し、指数は指標発表後から徐々に売りが優勢になっている。また、今日と明日は新規株式公開(IPO)の募集が相次ぐため、需給悪化も警戒された。
幅広い銘柄が売られ、上海総合指数の構成銘柄8割超が下げた。なかでも、景気動向に敏感な素材関連株が安い。鉄鋼大手の宝鋼(600019/SH)が1.9%、建築材料の北京金隅(601992/SH)が2.7%ずつ下落した。このほか、消費関連株や医薬関連株、不動産株、発電や水道の公益株などの下げも目立った。
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