24日の中国本土市場概況:小幅安、IPO増加で需給悪化に警戒感
[14/10/24]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
24日の中国本土マーケットは小動き。主要指標の上海総合指数は、前日比0.14ポイント安(-0.01%)の2302.28ポイントと小幅ながら4日続落した。上海A株指数は0.16ポイント安(-0.01%)の2410.31ポイント。半面、外貨建てB株相場は上昇。上海B株指数が0.45ポイント高(+0.18%)の256.68ポイント、深センB株指数が2.29ポイント高(+0.24%)の957.87ポイントで引けた。
引けにかけて値を消す流れ。指数は前日に約1カ月ぶりの安値水準に低迷したため、値ごろ感に着目した買いが入ったものの、上値は重く、引けにかけてマイナスに転じた。新規株式公開(IPO)増加に伴い、需給悪化が警戒されている。また、上場企業の四半期決算発表が始まるなか、業績動向を見極めたいとするスタンスも積極的な売買を手控えさせた。
業種別では、鉄道関連株や証券株がさえない。直近で上昇が目立っていたため、週末を控えて利食い売りが出た。このほか、不良債権比率が上昇傾向にあると指摘された銀行株も弱含む。発電やガスの公益株、自動車株なども下げた。
一方、不動産株はしっかり。本日公表された主要70都市の住宅動向で、前年比での下落基調が鮮明化していることを嫌気して朝方は売られたものの、徐々に押し目を拾う動きが広がった。また、エボラ出血熱の感染が先進国にも広がるなか、医薬関連株に思惑買いが入っている。
<KO>