30日の中国本土市場概況:上海総合指数は3日続伸、「相互乗り入れ」期待が下支え
[14/10/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
30日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比18.05ポイント高(+0.76%)の2391.08ポイントと3日続伸した。今月9日に記録した年初来高値を更新し、約1年8カ月ぶりの高水準に達している。上海A株指数は18.96ポイント高(+0.76%)の2503.50ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.36ポイント高(+0.14%)の261.06ポイント、深センB株指数が0.37ポイント高(+0.04%)の974.94ポイントで引けた。
利食い売りをこなし続伸。このところの急ピッチな上昇で短期的な過熱感が強まり、朝方は売られる場面がみられたものの、徐々に買いが優勢になった。上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)に関し、開始時期はそう遠くないとの観測が支えとなっている。また、国務院が29日開催した常務会議で、不動産など6つの重点分野で消費を推進する方針を示したことなども支援材料となった。
業種別では、ゼネコン関連の銘柄が軒並み急伸。鉄道建設の中国中鉄(601390/SH)がストップ高、同業の中国鉄建(601186/SH)が7.7%高、交通インフラ整備の中国交通建設(601800/SH)が7.6%高で引けた。今年計画されていた鉄道プロジェクト64件は、そのすべてが予定通り年内に着工される見通しと報じられたことなどが手がかりになっている。
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