概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数は3日続伸、外資による建設業界への出資規制を緩和
[14/10/31]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 52336.83 +2.52%
30日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1287.51ポイント高(+2.52%)の52336.83で取引を終えた。51049.32から一時52574.39まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは53、値下がりは16、変わらず1であった。
前日の株式取引終了後、ブラジル中銀がサプライズ的な利上げ(政策金利を0.25%引き上げ11.25%へ)を決定したことを受けて、ルセフ政権2期目はインフレ抑制に前向きな姿勢を示したとの見方が浮上。それにより、格付け不安の後退や経済の先行き見通しの改善などへの期待が広がり、ブラジル株を買う動きが強まったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1452.89 +0.92%
30日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比13.31ポイント高(+0.92%)の1452.89で取引を終了した。1428.40から一時1456.88まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは35、値下がりは14、変わらず1であった。
金融大手のJSFCシステマ(AFKS)について、司法当局がバシネフチ事件に関する請求を拡大(追加)しないとの姿勢を示したことから、同社株が大幅高に。小売大手のマグニト(MGNT)も配当に関する発表が好感されて上昇し、MICEX指数の上昇をけん引するかたちになった。また、バローゾ欧州委員長が、ロシアとウクライナのガス協議での合意間近、との見解を示したことも買いの材料になった。
【インド】SENSEX指数 27346.33 +0.92%
30日のインドSENSEX指数は3日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比248.16ポイント高(+0.92%)の27346.33、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.97%(78.75ポイント)高の8169.20で取引を終えた。
小動きで寄り付いた後はじりじりと上げ幅を拡大させた。建設業界への外資規制が緩和されたことが不動産などの支援材料。政府はこのほど、住宅建設やスマート・シティーの普及を加速させるため、外資による建設業界への出資規制を緩和した。ここでは、建設面積の下限が従来の5万平方メートル(平米)から2万平米に縮小したほか、投資下限も1000万米ドル(約10億9000万円)から5000万米ドルに引き下げられた。また、未完成のプロジェクトについて、出資者の変更も認められるという。
【中国本土】上海総合指数 2391.08 +0.76%
30日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比18.05ポイント高(+0.76%)の2391.08ポイントと3日続伸した。今月9日に記録した年初来高値を更新し、約1年8カ月ぶりの高水準に達している。
利食い売りこなし続伸。このところの急ピッチな上昇で短期的な過熱感が強まり、朝方は売られる場面がみられたものの、徐々に買いが優勢になった。上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)に関し、開始時期はそう遠くないとの観測が支えとなっている。また、国務院が29日開催した常務会議で、不動産など6つの重点分野で消費を推進する方針を示したことなども支援材料となった。
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30日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1287.51ポイント高(+2.52%)の52336.83で取引を終えた。51049.32から一時52574.39まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは53、値下がりは16、変わらず1であった。
前日の株式取引終了後、ブラジル中銀がサプライズ的な利上げ(政策金利を0.25%引き上げ11.25%へ)を決定したことを受けて、ルセフ政権2期目はインフレ抑制に前向きな姿勢を示したとの見方が浮上。それにより、格付け不安の後退や経済の先行き見通しの改善などへの期待が広がり、ブラジル株を買う動きが強まったもよう。
【ロシア】MICEX指数 1452.89 +0.92%
30日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比13.31ポイント高(+0.92%)の1452.89で取引を終了した。1428.40から一時1456.88まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは35、値下がりは14、変わらず1であった。
金融大手のJSFCシステマ(AFKS)について、司法当局がバシネフチ事件に関する請求を拡大(追加)しないとの姿勢を示したことから、同社株が大幅高に。小売大手のマグニト(MGNT)も配当に関する発表が好感されて上昇し、MICEX指数の上昇をけん引するかたちになった。また、バローゾ欧州委員長が、ロシアとウクライナのガス協議での合意間近、との見解を示したことも買いの材料になった。
【インド】SENSEX指数 27346.33 +0.92%
30日のインドSENSEX指数は3日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比248.16ポイント高(+0.92%)の27346.33、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.97%(78.75ポイント)高の8169.20で取引を終えた。
小動きで寄り付いた後はじりじりと上げ幅を拡大させた。建設業界への外資規制が緩和されたことが不動産などの支援材料。政府はこのほど、住宅建設やスマート・シティーの普及を加速させるため、外資による建設業界への出資規制を緩和した。ここでは、建設面積の下限が従来の5万平方メートル(平米)から2万平米に縮小したほか、投資下限も1000万米ドル(約10億9000万円)から5000万米ドルに引き下げられた。また、未完成のプロジェクトについて、出資者の変更も認められるという。
【中国本土】上海総合指数 2391.08 +0.76%
30日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比18.05ポイント高(+0.76%)の2391.08ポイントと3日続伸した。今月9日に記録した年初来高値を更新し、約1年8カ月ぶりの高水準に達している。
利食い売りこなし続伸。このところの急ピッチな上昇で短期的な過熱感が強まり、朝方は売られる場面がみられたものの、徐々に買いが優勢になった。上海と香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)に関し、開始時期はそう遠くないとの観測が支えとなっている。また、国務院が29日開催した常務会議で、不動産など6つの重点分野で消費を推進する方針を示したことなども支援材料となった。
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