米国株式相場 まちまち、小売売上高好感も上値も重く小動き
[14/11/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
米国株式相場はまちまち。ダウ平均は18.05ドル安の17634.74、ナスダックは8.40ポイント高の4688.54で取引を終了した。朝方発表された10月小売売上高が予想を上回ったほか、11月ミシガン大学消費者信頼感指数も上振れしたことが好感される一方、主要株式指数が連日の高値更新となっていたこともあり利益確定の売りも散見され、終日小幅な値動きとなった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器やエネルギーが上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや家庭用品・パーソナル用品が下落した。
オイルサービスのハリバートン(HAL)はベーカー・ヒューズ(BHI)と買収交渉を行っていることを認め上昇。携帯端末メーカーのアップル(AAPL)はiPhone 6への買い替え需要が予想以上とのアナリストの見解を受け、株式分割前の800ドル目前まで上昇。一方でレンタカーのハーツ・グローバル(HTZ)は会計に誤りがあった問題で2011年に加えて2012年及び2013年の四半期及び年次財務諸表を修正することを明らかにして下落。時計やアクセサリーのモヴァド(MOV)は業績下方修正を発表して急落となった。
9月の小売売上高が予想外の前年比減少となり、一部個人消費を危ぶむ見方もあったが、本日の10月小売売上高の発表を受け、年末商戦に楽観的な見方が広がりつつある。
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