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18日の中国本土市場概況:下落、需給悪化への警戒感が先行

注目トピックス 外国株

18日の中国本土市場は下落。主要指標の上海総合指数は、前日比17.64ポイント安(-0.71%)の2456.37ポイントと4日続落した。上海A株指数は18.54ポイント安(-0.72%)の2572.08ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.28ポイント安(-0.11%)の262.94ポイント、深センB株指数が2.00ポイント安(-0.21%)の965.96ポイントで引けた。

前日までの軟調地合いを引き継ぐ流れ。新規株式公開(IPO)の公募が来週に集中するため、需給悪化などが警戒されている。先ごろ上場認可を取得した11社が24〜27日の4日間で、続々と募集を開始する運び。上海と香港の「相互乗り入れ」開始から2日目の本日、香港を経由して上海株を取引する「滬股通」の取引が前日から一転し、低調な商いとなったことも投資家のセンチメントを冷やしている。

金融株が下げを主導。中国銀行(601988/SH)が3.0%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.7%安、中信証券(600030/SH)が2.7%安で引けた。不動産デベロッパーの銘柄もさえない。保利地産(600048/SH)が2.7%安と売られた。取引時間中に公表された中国主要70都市の10月住宅動向で、前月から値下がりした都市が9月と同じ69に上ったことも売り材料視されている。このほか、発電やガスの公益株、エネルギー関連株、消費関連株なども軟調に推移した。

半面、港湾株はしっかり。韓国やオーストラリアと自由貿易協定(FTA)を締結するなか、荷動きが活発化するとの思惑が強まった。また、政府のインフラ投資が加速するとの期待から、建設関連の銘柄も物色された。



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