概況からBRICsを知ろう〜18日の上海総合指数は下落、新規株式公開(IPO)の公募が来週に集中するため需給悪化を警戒
[14/11/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 52061.86 +1.57%
18日のブラジル株式市場は4営業日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比804.87ポイント高(+1.57%)の52061.86で取引を終えた。51067.46から52122.23まで上昇し、指数構成銘柄での値上がりは54、値下がりは16であった。
この日は銀行大手のブラデスコ銀行(BBDC3)が、割安との見方から買いが集まり上昇したことが、金融株の上げにつながり、ボベスパ指数を押し上げるかたちになったもよう。また、不動産大手のガフィーザ(GFSA3)も、自社株買いの計画発表が好感されて買われ、指標上昇の一因になったとみられる。
【ロシア】MICEX指数 1519.61 +0.83%
18日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比12.51ポイント高(+0.83%)の1519.61で取引を終了した。1495.10から1524.80まで上昇し、指数構成銘柄での値上がりは37、値下がりは11、変わらず2であった。
欧州中央銀行(ECB)の追加緩和期待が根強いほか、18日発表のドイツの11月ZEW景気期待指数が大きく上昇したことを受けて、欧州の株式指数が軒並み上昇した状況が好感された。また、前日の欧州連合(EU)外相理事会で、ロシアに対する追加制裁について具体策の検討に入らなかったことも、買い材料になったもよう。
【インド】SENSEX指数 28163.29 -0.05%
18日のインドSENSEX指数は小反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比14.59ポイント安(-0.05%)の28163.29、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同4.85ポイント安(-0.06%)の8425.90で取引を終えた。
前半は底堅い展開を示したが、後半は利益確定売りがやや優勢となった。貿易データの悪化が景気減速懸念を強めた。統計局は17日、10月の輸出増加率(前年同月比)がマイナス5.0%となり、前月のプラス2.7%を大幅に下回ったと発表。輸出増加がマイナスに転じたのは今年度(2014年4月-15年3月)に入ってから初めてだという。輸入増加率(同)はプラス3.6%となり、前月の26.0%を大幅に下回った。また、中国やドイツの成長鈍化観測、日本の景気後退懸念の高まりを受け、インドの輸出減速圧力が今後も続くと予測されている。
【中国本土】上海総合指数 2456.37 -0.71%
18日の上海総合指数は下落。主要指標の上海総合指数は、前日比17.64ポイント安(-0.71%)の2456.37ポイントと4日続落した。
前日までの軟調地合いを引き継ぐ流れ。新規株式公開(IPO)の公募が来週に集中するため、需給悪化などが警戒されている。先ごろ上場認可を取得した11社が24-27日の4日間で、続々と募集を開始する運び。上海と香港の「相互乗り入れ」開始から2日目の本日、香港を経由して上海株を取引する「滬股通」の取引が前日から一転し、低調な商いとなったことも投資家のセンチメントを冷やしている。
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18日のブラジル株式市場は4営業日ぶりに反発。主要指標のボベスパ指数は前日比804.87ポイント高(+1.57%)の52061.86で取引を終えた。51067.46から52122.23まで上昇し、指数構成銘柄での値上がりは54、値下がりは16であった。
この日は銀行大手のブラデスコ銀行(BBDC3)が、割安との見方から買いが集まり上昇したことが、金融株の上げにつながり、ボベスパ指数を押し上げるかたちになったもよう。また、不動産大手のガフィーザ(GFSA3)も、自社株買いの計画発表が好感されて買われ、指標上昇の一因になったとみられる。
【ロシア】MICEX指数 1519.61 +0.83%
18日のロシア株式市場は3日続伸。主要指標のMICEX指数は前日比12.51ポイント高(+0.83%)の1519.61で取引を終了した。1495.10から1524.80まで上昇し、指数構成銘柄での値上がりは37、値下がりは11、変わらず2であった。
欧州中央銀行(ECB)の追加緩和期待が根強いほか、18日発表のドイツの11月ZEW景気期待指数が大きく上昇したことを受けて、欧州の株式指数が軒並み上昇した状況が好感された。また、前日の欧州連合(EU)外相理事会で、ロシアに対する追加制裁について具体策の検討に入らなかったことも、買い材料になったもよう。
【インド】SENSEX指数 28163.29 -0.05%
18日のインドSENSEX指数は小反落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比14.59ポイント安(-0.05%)の28163.29、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同4.85ポイント安(-0.06%)の8425.90で取引を終えた。
前半は底堅い展開を示したが、後半は利益確定売りがやや優勢となった。貿易データの悪化が景気減速懸念を強めた。統計局は17日、10月の輸出増加率(前年同月比)がマイナス5.0%となり、前月のプラス2.7%を大幅に下回ったと発表。輸出増加がマイナスに転じたのは今年度(2014年4月-15年3月)に入ってから初めてだという。輸入増加率(同)はプラス3.6%となり、前月の26.0%を大幅に下回った。また、中国やドイツの成長鈍化観測、日本の景気後退懸念の高まりを受け、インドの輸出減速圧力が今後も続くと予測されている。
【中国本土】上海総合指数 2456.37 -0.71%
18日の上海総合指数は下落。主要指標の上海総合指数は、前日比17.64ポイント安(-0.71%)の2456.37ポイントと4日続落した。
前日までの軟調地合いを引き継ぐ流れ。新規株式公開(IPO)の公募が来週に集中するため、需給悪化などが警戒されている。先ごろ上場認可を取得した11社が24-27日の4日間で、続々と募集を開始する運び。上海と香港の「相互乗り入れ」開始から2日目の本日、香港を経由して上海株を取引する「滬股通」の取引が前日から一転し、低調な商いとなったことも投資家のセンチメントを冷やしている。
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