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19日の中国本土市場概況:下落、需給悪化懸念がくすぶる

注目トピックス 外国株

19日の中国本土市場は下落。主要指標の上海総合指数は、前日比5.38ポイント安(-0.22%)の2450.99ポイントと小幅ながら5日続落した。上海A株指数は5.69ポイント安(-0.22%)の2566.40ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.66ポイント高(+0.25%)の263.59ポイント、深センB株指数が1.64ポイント安(-0.17%)の964.33ポイントで引けた。

前日までの軟調地合いを引き継ぐ。新規株式公開(IPO)の公募が来週に集中するため、需給悪化懸念がくすぶっている。また、香港を経由して上海株を取引する「滬股通」が前日に低迷したことや、中国景気の先行き不安も重しになった。もっとも、下げ幅は限定的。指数は直近の下落率が大きかったため、下値では値ごろ感に着目した買いもみられる。

時価総額上位の銘柄が総じてさえない。なかでも、自動車メーカー中国最大手の上海汽車集団(600104/SH)が4.7%安、石炭最大手の中国神華能源(601088/SH)が1.4%安、酒造大手の貴州茅台(600519/SH)が1.7%安と下げが目立った。このほか、建設関連株や鉄道関連株、消費関連株、海運株なども値を下げている。

半面、IT・ネット関連株は高い。ソフトウエア開発の東軟集団(600718/SH)が7.5%上昇した。浙江省で19日、世界100カ国から関連企業が集う「第1回世界インターネット大会」が21日までの日程で開催されることが刺激材料になっている。ネット関連株などが多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数も1.6%高で引けた。



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