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25日の香港市場概況:下落、利益確定売りが優勢に

注目トピックス 外国株

25日の香港市場は下落。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比49.23ポイント安(-0.21%)の23843.91ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が59.92ポイント安(-0.55%)の10782.91ポイントと3日ぶりに揃って反落した。売買代金は890億3700万香港ドルに縮小する(24日は1052億4600万香港ドル)。

もみ合いのなか、戻り売りに押される流れ。中国人民銀行(中央銀行)の金融緩和スタンスを支えに買われる場面がみられたものの、上値は重く、結局マイナスで引けた。ハンセン指数は前日に約2%上昇しただけに、いったん利益を確定する動きが出ている。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。中国の金融緩和スタンスが相場を下支えしている。

ハンセン指数の構成銘柄では、石油関連株の下げが目立つ。中国石油天然気(857/HK)が2.4%安、中国石油化工(386/HK)が2.3%安で引けた。中国石油化工に関しては、親会社の中国石油化工集団が24日、「中国共産党・中央紀律検査委員会(中紀委)巡視組による監督・検査を積極的に受け入れる」と発表したこともネガティブ材料となっている。石油業界と関係が深い周永康・元政治局常務委員(一時ペトロチャイナ会長にも就任)などの汚職捜査としているため、今後の成り行きが不安視される格好に。

本土系不動産株の一角もさえない。雅居楽地産HD(3383/HK)が1.8%安、華潤置地(1109/HK)と広州富力地産(2777/HK)が揃って1.5%安と値を下げた。前日は中国の利下げを材料に急伸していたが、この日は利食い売りに押された。



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