1日の中国本土市場概況:上海総合指数は小幅安、利食い売り優勢の展開
[14/12/01]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
1日の中国本土マーケットは下落。主要指標の上海総合指数は、前日比2.68ポイント安(-0.10%)の2680.16ポイントと8日ぶりに反落した(ザラバでは2720.74ポイントまで上昇し、約3年4カ月ぶりに節目の2700を回復している)。上海A株指数は2.69ポイント安(-0.10%)の2806.94ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.93ポイント安(-1.05%)の274.55ポイント、深センB株指数が3.69ポイント安(-0.37%)の985.67ポイントで引けた。
朝高の後に下げる流れとなった。先週末までの好調地合いを継いで買いが先行したものの、上値は重く、引けにかけてマイナスに転じる。上海総合指数は前営業日まで7日続伸していたため、利食い売り圧力が強まっていた。なお、朝方に公表された11月の中国製造業PMIが下振れたことに関しては、それほど悪材料視されていない。中国経済の腰折れを回避するため、当局が景気テコ入れ策を打ち出すとの思惑につながった。
業種別では、不動産株の下げが目立つ。大手の保利地産(600048/SH)が2.8%安で引けた。主要100都市の11月住宅価格が前日に公表され、7カ月連続でマイナス成長だったことが売り材料視されている。このほか、建材株や自動車株、保険株、IT・ハイテク株などもさえない。
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