3日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、追加緩和策への期待も
[14/12/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
3日の中国本土市場は上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比15.98ポイント高(+0.58%)の2779.53ポイントと続伸した。年初来高値を連日で更新し、約3年4カ月ぶりの高水準を切り上げている。一時は2824ポイントまで上昇した。上海A株指数は16.74ポイント高(+0.58%)の2911.24ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.59ポイント高(+0.57%)の279.30ポイント、深センB株指数が6.10ポイント高(+0.61%)の999.02ポイントで引けた。
緩和期待が追い風となった。中国銀行は2日発表した最新リポートで、2015年の国内総生産(GDP)成長率が7.2%に減速するとの見通しを発表。「景気の鈍化が続くなか資金調達コストの低減に向け、中国人民銀行(中央銀行)は一段の金融緩和に動く」と予想した。もっとも上値は重い。指数はここのところの急ピッチな上昇で過熱感が高まっているため、徐々に上げ幅を縮小している(一時はマイナス圏で推移)。
業種別では、証券株の上げが目立つ。中国光大証券(601788/SH)が8.5%高で引けた。マーケットの活況を受け、手数料収入などが増加すると期待されている。このほか、非鉄や建材など素材関連株も高い。不動産株や自動車株、メディア関連株、IT・ハイテク関連株、消費関連株なども買われた。
【亜州IR】
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