概況からBRICsを知ろう〜ロシア株式市場は反落、ブレント原油先物の下落が、通貨ルーブル安につながりロシア株への売り圧力
[14/12/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 47018.68 -2.05%
15日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比983.30ポイント安(-2.05%)の47018.68で取引を終えた。48401.15から一時46409.71まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは14、値下がりは55で、変わらず1であった。
この日も石油ガス大手ペトロブラス(PETR3)の下落が、ブラジル株の売り圧力となった。ペトロブラスは12日に、2014年7-9月期の決算発表の再延期を発表したことが嫌気された。また、ブラジル中銀が15日に発表した週間エコノミスト調査で、ブラジルの経済活動が前月比-0.26%に落ち込んだことも(予想は+0.25%、前回が+0.26%)、売り材料になった
【ロシア】MICEX指数 1424.99 -2.38%
15日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比34.69ポイント安(-2.38%)の1424.99で取引を終了した。1483.20から一時1402.88まで下落した。
この日もブレント原油先物の下落が、通貨ルーブル安につながり、ロシア株への売り圧力となった。ブレント原油先物は、MICEX指数の取引時間内で61.40ドルまで下落し(その後、60ドル台へ)、ルーブルは対ドルで63.5705レベルまで下落した(その後、64台へ)。また、ロシアの11月鉱工業生産が前年比-0.4%に落ち込んだことも相場の重しとなった。
【インド】SENSEX指数 27319.56 -0.11%
15日のインドSENSEX指数は3営業日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前営業日比31.12ポイント安(-0.11%)の27319.56、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同4.50ポイント安(-0.05%)の8219.60で取引を終え
た。
売りが先行した後は下げ幅を縮小させ、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。前営業日の欧米市場の下落に加え、弱い国内経済指標が嫌気された。統計局は12日の取引終了後、10月の鉱工業生産が前年比マイナス4.2%となり、前月のプラス2.8%(改定値)を下回ったと発表。市場予想はプラス2.3%だった。
【中国本土】上海総合指数 2953.42 +0.52%
15日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比15.25ポイント高(+0.52%)の2953.42ポイントと続伸した。
朝安の後に上昇する流れ。IPO公募に伴う資金需給の悪化などを警戒して売りが先行したものの、下値は固く、中盤からプラスに転じた。直近の経済指標が総じて弱い結果となるなか、当局が景気テコ入れ策を打ち出すとの期待が根強い。
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15日のブラジル株式市場は続落。主要指標のボベスパ指数は前日比983.30ポイント安(-2.05%)の47018.68で取引を終えた。48401.15から一時46409.71まで下落した。指数構成銘柄での値上がりは14、値下がりは55で、変わらず1であった。
この日も石油ガス大手ペトロブラス(PETR3)の下落が、ブラジル株の売り圧力となった。ペトロブラスは12日に、2014年7-9月期の決算発表の再延期を発表したことが嫌気された。また、ブラジル中銀が15日に発表した週間エコノミスト調査で、ブラジルの経済活動が前月比-0.26%に落ち込んだことも(予想は+0.25%、前回が+0.26%)、売り材料になった
【ロシア】MICEX指数 1424.99 -2.38%
15日のロシア株式市場は反落。主要指標のMICEX指数は前日比34.69ポイント安(-2.38%)の1424.99で取引を終了した。1483.20から一時1402.88まで下落した。
この日もブレント原油先物の下落が、通貨ルーブル安につながり、ロシア株への売り圧力となった。ブレント原油先物は、MICEX指数の取引時間内で61.40ドルまで下落し(その後、60ドル台へ)、ルーブルは対ドルで63.5705レベルまで下落した(その後、64台へ)。また、ロシアの11月鉱工業生産が前年比-0.4%に落ち込んだことも相場の重しとなった。
【インド】SENSEX指数 27319.56 -0.11%
15日のインドSENSEX指数は3営業日続落。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前営業日比31.12ポイント安(-0.11%)の27319.56、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同4.50ポイント安(-0.05%)の8219.60で取引を終え
た。
売りが先行した後は下げ幅を縮小させ、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。前営業日の欧米市場の下落に加え、弱い国内経済指標が嫌気された。統計局は12日の取引終了後、10月の鉱工業生産が前年比マイナス4.2%となり、前月のプラス2.8%(改定値)を下回ったと発表。市場予想はプラス2.3%だった。
【中国本土】上海総合指数 2953.42 +0.52%
15日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比15.25ポイント高(+0.52%)の2953.42ポイントと続伸した。
朝安の後に上昇する流れ。IPO公募に伴う資金需給の悪化などを警戒して売りが先行したものの、下値は固く、中盤からプラスに転じた。直近の経済指標が総じて弱い結果となるなか、当局が景気テコ入れ策を打ち出すとの期待が根強い。
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