19日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、政策期待の持続で底堅い動き
[14/12/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
19日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比51.08ポイント高(+1.67%)の3108.60ポイントと反発した。終値で3100ポイントを突破するのは、約4年1カ月ぶり。上海A株指数は53.65ポイント高(+1.67%)の3256.75ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が1.50ポイント高(+0.52%)の292.06ポイント、深センB株指数が2.92ポイント安(-0.29%)の1011.59ポイントで引けた。
政策期待が支え。中国の景気先行き不安がくすぶるなか、当局が追加の金融緩和策や産業支援策などを打ち出すとの観測が高まっている。また、依然として商いが活況なため、株価の先高観も根強い。直近の上昇基調で高値警戒感が強まるなか、指数は利食い売りに押される場面がみられたものの、引けにかけて一段高となった。
業種別では、ゼネコン関連の銘柄が高い。鉄道建設の中国中鉄(601390/SH)や中国鉄建(601186/SH)、交通インフラ整備の中国交通建設(601800/SH)、建設請負や不動産開発の中国建築(601668/SH)、建機大手の三一重工(600031/SH)などが軒並み値幅制限いっぱいまで買われた。このほか、水処理関連株、非鉄や石油の資源株、運輸株、銀行株なども上げが目立っている。
【亜州IR】
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