19日の香港市場概況:香港ハンセン指数は上昇、欧米諸国の株高を意識
[14/12/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
19日の香港市場は上昇。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比284.42ポイント高(+1.25%)の23116.63ポイントと2営業日、本土企業株で構成されるH株指数が69.46ポイント高(+0.61%)の11400.19ポイントと3営業日ずつ続伸した。売買代金は957億700万香港ドル(18日は996億4200万香港ドル)。
昨夜の米国株が大幅続伸した流れを継ぐ。17日に出された米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、早期の利上げに慎重なスタンスが示されたことが引き続き材料視された。また、この日の本土株が利食い売りをこなしながら急反発したことも追い風になった。
ハンセン指数の構成銘柄では、中国のインターネットサービス大手、騰訊HD(700/HK)とアジアで生命保険業務を手がけるAIA(1299/HK)、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)がそろって3.4%高と上げが目立った。香港系不動産株も軒並み上昇。米国の実質ゼロ金利政策が継続されるとの観測が強まるなか、米ドルに通貨(香港ドル)をペッグ(連動)している香港でも、域内の低金利が続くと期待されている。
他の個別動向では、充電電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)が14.2%高と急反発。ひとまず買い戻しの動きが鮮明化した。著名投資家バフェット氏が保有株を売却したなどの噂で前日は29%安を記録したものの、会社側がこれをすべて否定したことで、安心感が広がっている。
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