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30日の中国本土市場概況:上海総合指数は小幅安、利食い売り優勢の展開

注目トピックス 外国株

30日の中国本土マーケットは小幅安。主要指標の上海総合指数は、前日比2.20ポイント安(-0.07%)の3165.81ポイントと4日ぶりに小反落した。上海A株指数は2.33ポイント安(-0.07%)の3317.14ポイント。一方、外貨建てB株相場は上昇。上海B株指数が0.44ポイント高(+0.16%)の286.90ポイント、深センB株指数が0.38ポイント高(+0.04%)の1014.54ポイントで引けた。

一進一退のなかで弱含む展開。中国人民銀行(中央銀行)の金融緩和スタンスを好感する買いで、プラス圏に浮上する場面がみられたものの、結局、マイナスで引けている。上海総合指数は前日まで3日続伸し、約4年11カ月ぶりの高値水準を回復していたため、利食い売り圧力が強まった。また、明日以降に公表される本土の重要経済指標(12月31日に12月・HSBC中国製造業PMI確定値、1月1日に政府統計局発表の12月・中国製造業PMI)の結果を見極めたいとするスタンスも買い手控え要因となっている。

業種別では、自動車株の下げが目立つ。中国最大手の上海汽車集団(600104/SH)が3.4%下落した。深セン市で29日、乗用車の購入規制が新たに導入されたことが売り材料視されている。このところ買いの目立っていたゼネコン株も売られた。発電や水道などの公益株、消費関連株、IT・ハイテク関連株などもさえない。

金融株はしっかり。中信銀行(601998/SH)がストップ高、中信証券(600030/SH)が4.0%高、中国平安(601318/SH)が2.5%高で引けた。銀行株に関しては、人民銀が「商業銀行の預貸率規制を一段と緩和する方針」を正式に通達したことが引き続き材料視されている。



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