30日の香港市場概況:香港ハンセン指数は下落、利食い売り圧力が強まる
[14/12/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
30日の香港市場は下落。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比272.08ポイント安(-1.14%)の23501.10ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が175.65ポイント安(-1.46%)の11844.10ポイントと揃って反落した。売買代金は714億8800万香港ドル(29日は804億2300万香港ドル)。
朝高の後に売られる流れ。昨日までの続伸で、ハンセン指数は約3週間ぶりの高値を付けていたため、利食い売り圧力が強まっている。前日の好地合いを引き継いで買いが先行したものの、上値は重く、次第にマイナス圏に沈んだ。ギリシャの政権運営を巡る不透明感が強まっていることや、原油相場の下落基調が続いていることも投資家のセンチメントを冷やしている。
ハンセン指数の構成銘柄では、石油大手3社の下げが目立つ。中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.4%安、中国石油天然気(857/HK)が2.8%安、中国石油化工(386/HK)が2.1%安で引けた。
H株自動車セクターの一角も下落。完成車メーカーの広州汽車集団(2238/HK)が3.7%、長城汽車(2333/HK)が3.2%、東風汽車集団(489/HK)が2.3%、ディーゼルエンジン生産のイ柴動力(2338/HK)が3.3%ずつ下落した。深セン市で29日に乗用車の購入規制が新たに導入されたことが売り材料視されている。
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