8日の香港市場概況:香港ハンセン指数は上昇、米国株の上昇などを好感
[15/01/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
8日の香港市場は上昇。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比154.27ポイント高(+0.65%)の23835.53ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が32.73ポイント高(+0.27%)の12023.75ポイントと揃って続伸した。売買代金は1019億3900万香港ドル(7日は1026億1400万香港ドル)。
海外動向の改善で買われる展開。下落基調を強めていた原油相場がひとまず反発したことや、米雇用情勢の好調で昨夜の米国株が上昇した好地合いを引き継いだ。ただ、上値は重い。中国本土で明日、12月の物価統計が公表されるため、結果を見極めたいとするスタンスも強まった。
ハンセン指数の構成銘柄では、パソコン(PC)世界最大手の聯想集団(992/HK)が4.0%高と上げが目立った。傘下の携帯端末大手モトローラ・モビリティは向こう数カ月内に、中国で端末販売を開始すると報じられたことが本日も手がかりになっている。中国インターネットサービス大手の騰訊HD(700/HK)は2.3%高。年初から連日で上昇し、5営業日累計の上げ幅は13%超に達している。ブローカー各社が相次いで強気見通しを発表したことが支援材料。
風力発電銘柄も高い。華能新能源(958/HK)が7.1%、中国大唐集団新能源(1798/HK)と龍源電力集団(916/HK)がそろって6.7%ずつ上昇している。風力発電電力の買取価格が引き下げられたものの、調整幅は事前予想の半分だったことが安心感を誘った。
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