8日の中国本土市場概況:上海総合指数は下落、IPOラッシュで需給悪化の懸念も
[15/01/08]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
8日の中国本土市場は下落。主要指標の上海総合指数は、前日比80.50ポイント安(-2.39%)の3293.46ポイントと5日ぶりに反落した。上海A株指数は84.58ポイント安(-2.39%)の3451.10ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が1.72ポイント安(-0.58%)の293.19ポイント、深センB株指数が1.25ポイント高(+0.12%)の1062.32ポイントで引けた。
需給悪化を警戒。12-16日は合計22社が新規株式公開(IPO)の公募を実施する見通し」と伝えられたことが重しになった。このところの急ピッチな上昇で指数は約5年5カ月ぶりの高値水準に達していたため、利食い売りも出やすかった。また、明日公表される12月物価統計の結果を見極めたいとするスタンスも、買い手控え要因だ。
時価総額上位の金融株が下げを主導。中国工商銀行(601398/SH)が4.2%安、中国人寿保険(601628/SH)が3.3%安で引けた。このほか、不動産株や建材株、運輸株、エネルギー株なども下げが目立っている。
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