9日の中国本土市場概況:上海総合指数は下落、高値警戒感などで反落
[15/01/09]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
9日の中国本土マーケットは下落。主要指標の上海総合指数は、前日比8.04ポイント安(-0.24%)の3285.41ポイントと続落した。上海A株指数は8.44ポイント安(-0.24%)の3442.66ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.40ポイント安(-0.14%)の292.79ポイント、深センB株指数が6.58ポイント高(+0.62%)の1068.89ポイントで引けた。
引けにかけて値を消す流れ。指数は小安くスタートした後、徐々に上げ幅を広げ、上海総合指数の上げ幅は一時3%を超えたものの、引けにかけて一気に下げた。指数はこのところほぼ一本調子に上昇し、本日のザラバで2009年8月以来、約5年5カ月ぶりに節目の3400ポイントを突破したため、高値警戒感が意識された。
寄り付き直後に公表された12月の中国物価統計は、生産者物価指数(PPI)がマイナス3.3%(予想はマイナス3.1%)、消費者物価指数(CPI)はプラス1.5%(同1.5%)という結果。デフレリスクが強まっているとの見方から、市場では「景気安定に向けて、当局は近く追加の金融緩和に踏み切る」との見方も出ている。
業種別では、エネルギー株の下げが目立つ。石炭の中国神華能源(601088/SH)が3.6%安、石油の中国石油天然気(601857/SH)が1.2%安で引けた。このほか、発電やガスの公益株、建材や非鉄の素材株、不動産部、消費関連株、自動車株なども売られている。
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