14日の香港市場概況:香港ハンセン指数は下落、利食い売りに押される展開
[15/01/14]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
14日の香港市場は下落。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比103.37ポイント安(-0.43%)の24112.60ポイントと6日ぶりに反落した。本土企業株で構成されるH株指数は54.65ポイント安(-0.45%)の12008.37ポイントと反落している。売買代金は860億7800万香港ドル(13日は848億5400万香港ドル)。
前場は総じて強含んだが、後場に軟化した。この日の本土マーケットが後場に値を崩したことで、香港でも本土系銘柄を中心に売りが拡大。ハンセン指数は足元で5連騰した後とあり、目先の利益を確定する動きも強まった。もっとも、節目の24000ポイントに接近する場面では、押し目を拾う動きも見られ、引けにかけては下げ渋っている。
ハンセン指数の構成銘柄では、石炭株の下げがきつい。中国神華能源(1088/HK)が1.5%値を落とした。中国の国家発展改革委員会はこの日、石炭消費の削減に向けた具体的な数値目標を発表。大気汚染の改善が狙いで、うち首都の北京市については、2017年の消費量を12年比で1300万トン減らすとの目標が示された。
本土系の銀行株も総じて軟調。中国人民銀行(中央銀行)の資金供給を受けて前場は買われたものの、後場には利食い売りに押された。半面、本土系不動産株が堅調。なかでも中国海外発展(688/HK)は2.3%値上がりした。同社は13日、14年の不動産成約額が通年目標を上回ったことを明らかにしている。
【亜州IR】
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