15日の香港市場概況:ハンセン指数は上昇、中国本土株の大幅上昇を好感
[15/01/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
15日の香港市場は上昇。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比238.31ポイント高(+0.99%)の24350.91ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が182.15ポイント高(+1.52%)の12190.52ポイントと、いずれも反発した。売買代金は931億700万香港ドル(14日は860億7800万香港ドル)。
本土マーケットの大幅上昇を好感。前日の米国株安を受け、朝方はマイナス圏に沈む場面も見られたが、下値は限られた。上海総合指数が後場に上げ幅を拡大すると、ハンセン指数も上値を切り上げている。なかでも本土系の銀行株や保険株に買いが広がり、全体相場を押し上げた。ハンセン指数は終値で2014年9月17日以来、約4カ月ぶりの高値を付けている。
ハンセン指数の構成銘柄では、本土系の保険株に買いが集中。中国平安保険(2318/HK)が4.0%高、中国人寿保険(2628/HK)が3.6%高と、値上がり率上位に並んだ。養老年金制度の改革案発表が好感された格好。制度改革が進展すれば、今後は年金資産の運用方法拡大が焦点になってくるとの見方が浮上している。株式市場や保険会社に追い風が吹くと期待された。
銀行株も堅調。交通銀行(3328/HK)が1.8%高、中国銀行(3988/HK)が1.4%高で引けている。「中国人民銀行(中央銀行)が預金と貸出の算出基準を変更する方針を示した」と報じられた。国際基準に沿った形に変更されることで、銀行融資の健全性や柔軟性が増すとみられている。
【亜州IR】
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