21日の中国本土市場概況:上海総合指数は大幅高、金融株の上昇が目立つ
[15/01/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
21日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比150.56ポイント高(+4.74%)の3323.61ポイントと大幅続伸。上海A株指数は158.13ポイント高(+4.76%)の3482.88ポイント。外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.64ポイント高(+1.62%)の291.54ポイント、深センB株指数が20.45ポイント高(+1.93%)の1078.64ポイントで引けた。また、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数も1.28%高の1722.58ポイントと上昇し、史上最高値を連日で更新している。
買い戻しの動きが続く。IPO(新規株式公開)増加による需給悪化懸念などはくすぶるものの、前日公表のGDP上振れなどが引き続き相場の支えになった。指数は一昨日、信用取引規制などを売り材料に7.7%安と急落していたが、本日は前日からの2日間で累計6.7%上昇。下げ幅の約8割を回復した格好だ。
幅広い銘柄に買いが入り、上海総合の構成銘柄9割超が上昇した。なかでも、金融株の上げが目立つ。中国人寿保険(601628/SH)がストップ高、中国銀行(601988/SH)が9.9%高、中信証券(600030/SH)が7.7%高で引けた。石油や石炭のエネルギー株、ゼネコン株、不動産株、素材関連株なども高い。
このほか、本日は注目されている格安航空会社 (LCC) 大手の春秋航空(601021/SH)が新規上場。公募価格(18.16人民元)比19.99%高の21.79人民元で寄り付いた。その後も上げ幅を広げ、公募比44.00%高26.15人民元で取引を終えている。
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