26日の香港市場概況:香港ハンセン指数は上昇、押し目買いが相場を下支え
[15/01/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
26日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前営業日比59.45ポイント高(+0.24%)の24909.90ポイントと5日続伸する半面、本土企業株で構成されるH株指数は31.90ポイント安(-0.26%)の12228.16ポイントと5日ぶりに小反落した。ハンセンについては、約4カ月ぶりの高値水準を切り上げている。売買代金は837億6400万香港ドルに縮小した(23日は1060億6300万香港ドル)。
引けにかけて売り買いが交錯する展開。ハンセンは先週末までに4日続伸し、約4カ月ぶりの高値水準を回復していたため、朝方は利食い売りに押されたものの、下値は固く、引けにかけてプラスに転じた(H株指数は下げ幅縮小)。欧州の量的緩和(QE)や、中国人民銀行(中央銀行)の資金供給スタンスなどが買い安心感を誘っている。
ハンセン指数の構成銘柄では、インターネットサービス中国大手の騰訊HD(700/HK)が3.2%高と6日続伸。約2カ月ぶりに上場来高値を切り上げた。特段の材料は見受けられないものの、大手ブローカー各社が同社の株価見通しを強気に評価していることなどが材料視されている。テンセントは指数寄与度が大きいため、1銘柄だけでハンセンを72.7ポイント押し上げた。このほか、香港大手商社の利豊(494/HK)が4.7%高、マカオ・カジノ運営会社の銀河娯楽集団(27/HK)が3.5%高と上げが目立っている。
半面、H株資源セクターはさえない。石炭の中国中煤能源(1898/HK)が1.8%安、石油の中国石油天然気(857/HK)が1.0%安、非鉄の江西銅業(358/HK)が2.4%安で引けた。昨夜の商品市況安などが重しになっている。
【亜州IR】
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