28日の香港市場概況:香港ハンセン指数は小幅高、不動産株などが上昇
[15/01/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
28日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数は前日比54.53ポイント高(+0.22%)の24861.81ポイントと小反発する半面、本土企業株で構成されるH株指数は66.74ポイント安(-0.55%)の11963.64ポイントと3日続落した。売買代金は803億7100万香港ドルに縮小している(27日は939億9500万香港ドル)。
全体として動意に乏しい流れ。これから本格化する上場企業の業績発表を前に、様子見ムードが強まっている。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明を今夜に控え、米金融動向を見極めたいとするスタンスも強まった。
ハンセン指数の構成銘柄では、香港系の不動産株がしっかり。恒隆地産(101/HK)が3.4%高、九龍倉集団(4/HK)が1.5%高、新鴻基地産発展(16/HK)が1.3%高で引けた。恒隆地産が26日、14年通期の6割増益を公表したことで、香港不動産セクターの業績期待が強まっている。
証券株も軒並み上昇。銀河証券(6881/HK)が1.1%高、国泰君安国際HD(1788/HK)が1.8%高、中信証券(6030/HK)が2.0%高と値を上げた。中信証券が昨日引け後、2014年決算速報を発表し、純利益が2.2倍に急増したと報告したことが業界全体の刺激に。
半面、H株保険セクターはさえない。中国人民財産保険(2328/HK)が3.1%安、中国人寿保険(2628/HK)が2.0%安、中国太平洋保険(2601/HK)が1.9%安と値を下げた。
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