概況からBRICsを知ろう〜インドSENSEX指数は強含み、外資出資上限の引き上げ案の承認が支援材料
[15/01/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 47762.24 +0.14%
29日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比67.70ポイント高(+0.14%)の47762.24で取引を終えた。47006.51から一時47893.92まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは42、値下がりは22、変わらず4であった。
米国の雇用関連指標の大幅な改善を受けたドル高に、レアル安となったが、輸出企業の株高につながり、ボベスパ指数の下支えになった。畜産大手のJBS(JBSS3)や鉄鋼大手のゲルダウ(GGBR4)の上昇が目立った。ただ、米原油WTI先物価格が一時43ドル台まで下落したこと、石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)の続落がブラジル株の重しになった。
【ロシア】MICEX指数 1639.65 -0.49%
29日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比8.06ポイント安(-0.49%)の1639.65で取引を終了した。1675.50まで上昇していたが、引けにかけて下落し、安値引けとなった。
ブレント原油が底堅い推移となっていたことが、ロシア株を下支えしていたとみられる。しかし、ドル高・ルーブル安、そして、この日開催の欧州連合(EU)外相理事会で、対ロシア制裁を9月まで6カ月延長し、追加制裁を準備する見通しとなったことが引き続き懸念され、ロシア株への売り圧力も強かったもよう。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 29681.77 (+0.41%)
29日のインドSENSEX指数は強含み。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比122.59ポイント高(+0.41%)の29681.77、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同38.05ポイント高(+0.43%)の8952.35で取引を終えた。
軟調な展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。インド準備銀行(中央銀行、RBI) が市中銀行に対し、個人向けの貸出基準を緩和するよう指導したことが、貸し出しの増加期待を強めた。また、HDFC銀行(HDFCB)が申請していた外資の出資上限の引き上げ案が承認されたことも同セクターの支援材料。ほかに、欧州時間に入ると欧州市場が堅調な値動きを示したことも終盤の買いにつながったもようだ。
【中国本土】上海総合指数 3262.30 -1.31%
29日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比43.43ポイント安(-1.31%)の3262.30ポイントと3日続落した。
前日までの軟調地合いを継ぐ。当局が証券会社の信用取引業務などについて、再調査すると報じられたことが嫌気される。前回調査で規律違反が見つかった証券会社に信用取引規制が下され、そのことをきっかけに今月19日のマーケットは急落した経緯があるため、投資家の警戒感が強まった。また、新規株式公開(IPO)の増加が伝えられるなか、需給悪化も警戒された。
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29日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比67.70ポイント高(+0.14%)の47762.24で取引を終えた。47006.51から一時47893.92まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは42、値下がりは22、変わらず4であった。
米国の雇用関連指標の大幅な改善を受けたドル高に、レアル安となったが、輸出企業の株高につながり、ボベスパ指数の下支えになった。畜産大手のJBS(JBSS3)や鉄鋼大手のゲルダウ(GGBR4)の上昇が目立った。ただ、米原油WTI先物価格が一時43ドル台まで下落したこと、石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)の続落がブラジル株の重しになった。
【ロシア】MICEX指数 1639.65 -0.49%
29日のロシア株式市場は続落。主要指標のMICEX指数は前日比8.06ポイント安(-0.49%)の1639.65で取引を終了した。1675.50まで上昇していたが、引けにかけて下落し、安値引けとなった。
ブレント原油が底堅い推移となっていたことが、ロシア株を下支えしていたとみられる。しかし、ドル高・ルーブル安、そして、この日開催の欧州連合(EU)外相理事会で、対ロシア制裁を9月まで6カ月延長し、追加制裁を準備する見通しとなったことが引き続き懸念され、ロシア株への売り圧力も強かったもよう。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 29681.77 (+0.41%)
29日のインドSENSEX指数は強含み。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比122.59ポイント高(+0.41%)の29681.77、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同38.05ポイント高(+0.43%)の8952.35で取引を終えた。
軟調な展開が続いた後は終盤にプラス圏を回復した。インド準備銀行(中央銀行、RBI) が市中銀行に対し、個人向けの貸出基準を緩和するよう指導したことが、貸し出しの増加期待を強めた。また、HDFC銀行(HDFCB)が申請していた外資の出資上限の引き上げ案が承認されたことも同セクターの支援材料。ほかに、欧州時間に入ると欧州市場が堅調な値動きを示したことも終盤の買いにつながったもようだ。
【中国本土】上海総合指数 3262.30 -1.31%
29日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比43.43ポイント安(-1.31%)の3262.30ポイントと3日続落した。
前日までの軟調地合いを継ぐ。当局が証券会社の信用取引業務などについて、再調査すると報じられたことが嫌気される。前回調査で規律違反が見つかった証券会社に信用取引規制が下され、そのことをきっかけに今月19日のマーケットは急落した経緯があるため、投資家の警戒感が強まった。また、新規株式公開(IPO)の増加が伝えられるなか、需給悪化も警戒された。
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