3日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、金融株などがしっかり
[15/02/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
3日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比76.61ポイント高(+2.45%)の3204.91ポイントと6日ぶりに反発した。上海A株指数は80.50ポイント高(+2.46%)の3358.08ポイント。外貨建てB株相場も上昇する。上海B株指数が1.46ポイント高(+0.50%)の290.92ポイント、深センB株指数が8.93ポイント高(+0.84%)の1073.33ポイントで引けた。成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は3.19%高の1750.91ポイントと上昇し、史上最高値を更新している。
自律反発狙いの買いが優勢。上海総合指数は前日までの5日続落で、約2週間ぶりの安値水準に低迷していたため、値ごろ感が着目された。中国人民銀行(中央銀行)が本日の定例オペ(原則として火曜と木曜)で、市中に4回連続で資金供給したことも需給ひっ迫の懸念を後退させている。
幅広い銘柄が物色され、上海総合の構成銘柄の8割超が上昇。そのなかで、金融株が高い。中国人寿保険(601628/SH)が9.0%、中国銀行(601988/SH)が3.6%、中信証券(600030/SH)が5.5%ずつ値を上げた。また、ITハイテク関連株も上昇が目立つ。システム開発の用友軟件(600588/SH)が7.2%上昇した。中国政府がクラウド・コンピューティング産業の育成に注力すると先週末に報じられるなど、政策支援の動きが改めて材料視されている。
このほか、原油相場の反転基調が強まっていることを手がかりに、石油関連株も買われた。消費関連株や自動車株、インフラ関連株などもしっかり。
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