12日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、政策期待が支援材料に
[15/02/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
12日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比15.71ポイント高(+0.50%)の3173.42ポイントと4日続伸した。上海A株指数は16.50ポイント高(+0.50%)の3324.88ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.54ポイント高(+0.19%)の292.95ポイント、深センB株指数が1.55ポイント安(-0.14%)の1090.57ポイントで引けた。
政策期待が支え。人民銀行(中央銀行)がこれまで10省・市に限定されていた短期流動性ファシリティー(SLF:商業銀行向け貸出ツールの一つ)に関し、対象を全国に拡大する方針を示したことや、、本日の定例オペ(原則として火曜と木曜)で人民銀が大規模な資金を供給したことが好感された。新規株式公開(IPO)の増加による需給悪化懸念などで朝方はもみ合ったものの、中盤から買いが強まった。
業種別では、鉄道関連株の上げが目立つ。車両メーカーの中国北車(601299/SH)が7.8%高、建設請負の中国中鉄(601390/SH)が2.2%高で引けた。このところ、内外で鉄道建設プロジェクトが相次いでいることを材料視している。運輸関連株、消費関連株、不動産株、保険株などもしっかり。
【亜州IR】
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