17日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、追加緩和期待も台頭
[15/02/17]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
17日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比24.54ポイント高(+0.76%)の3246.91ポイントと7日続伸した。上海A株指数は25.78ポイント高(+0.76%)の3402.06ポイント。外貨建てB株相場も上昇。上海B株指数が0.58ポイント高(+0.20%)の295.40ポイント、深センB株指数が6.25ポイント高(+0.57%)の1102.75ポイントで引けた。
前日までの好地合いを引き継いだ。人民銀行(中央銀行)の資金供給スタンスが続いていることを受けて、市場では追加の金融緩和策が打ち出されるとの観測が流れている。旧正月(春節)連休前に集中した新規株式公開(IPO)が一巡し、本日上場した14社が好スタートを切ったことで、IPO売却資金の還流などによる資金流入の期待も高まった。
直近でさえない値動きだった金融株が相場をけん引。中国工商銀行(601398/SH)が1.6%高、中国太平保険(601601/SH)が4.4%高で引けた。不動産株も上げが目立つ。上海世茂(600823/SH)がストップ高。今年1月の不動産統計で、市況の改善がみられたことを好感された。
また、インフラ関連株も高い。人民銀行が16日、「シルクロード基金が昨年末に正式に設立され、すでに実際の業務を始めた」と発表したことが材料視された。このほか、自動車株や運輸株、建材株なども買われた。なお、本土市場は明日18日から旧正月連休に入り、25日から取引を再開する。
【亜州IR】
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