23日の香港市場概況:香港ハンセン指数はもみ合い、手掛かり不足で小動きに
[15/02/23]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 外国株
23日の香港市場は小動き。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比4.68ポイント高(+0.02%)の24836.76ポイントと小幅ながら6日続伸する半面、本土企業株で構成されるH株指数は24.61ポイント安(-0.20%)の12041.49ポイントと6日ぶりに反落した。売買代金は493億6500万香港ドル(半日商いの18日は289億3500万香港ドル)。
中国発の材料に乏しいなか、方向感を欠く流れ。今週は25日に2月のHSBC中国製造業PMI(速報値)、3月1日に中国政府(国家統計局)集計の2月製造業PMIが公表される予定のため、積極的な売買が手控えられた。先週末の米国株高を好感して小高くスタートしたものの、その後は一進一退の値動きとなっている。
ハンセン指数の構成銘柄では、インターネットサービス中国大手の騰訊HD(700/HK)が3.8%高、香港地下鉄などを運営する香港鉄路(MTR:66/HK)が3.2%高と上げが目立った。テンセントに関しては、スマートフォンのアプリで「紅包(お年玉)」を送り合うサービスがライバル社を圧倒したことなどが手がかりになっている。不動産株や銀行株の一角も強含んだ。
一方、石油関連株はさえない。中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が2.8%安、中国石油化工(386/HK)が1.1%安、中国石油天然気(857/HK)が1.0%安で引けた。原油相場が香港休場中に3日続落したことが売り材料視されている。
【亜州IR】
<KO>