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(香港)マカオ・カジノ株急落、2月カジノ収入下振れでMGMは7.5%安

注目トピックス 外国株
25日の香港マーケットでは、マカオ関連銘柄が軒並み急落。日本時間の午前11時53分現在、MGMチャイナHD(2282/HK)が前日比7.45%安の17.64香港ドル、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が6.07%安の35.60香港ドル、澳門博彩HD(SJMホールディングス:880/HK)が5.63%安の11.06香港ドルで、銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が5.62%安の38.60香港ドルで推移している。
カジノ収入の低迷を不安視。シティグループは最新リポートで、2月のカジノ収入見通しを下方修正したことが売り材料視される。同社は、カジノ収入が前年同月比54%減の175億パタカ(=香港ドル、約2680億円)に落ち込むと予測した。春節(旧正月)の休暇を含むにもかかわらず、1〜23日累計の売り上げは133億パタカにとどまったという。
他の大手ブローカーも軒並み慎重な見方だ。ドイツ銀行は2月のマカオカジノ収入が前年同月比で50〜53%減少すると試算。JPモルガン・チェースは「春節期間のデータは失望的」としたうえで、同52〜55%の減収と悲観した。
中国の景気減速に加え、汚職取り締まりの強化を受けてハイローラーのマカオ離れが進んでいる状況だ。昨年10月から一般フロア(マス・フロア)が全面禁煙となったことも、客入りに影響しているという。今年1月のカジノ収入は前年同月比17.4%減の237億4800万パタカに縮小し、8カ月連続のマイナスを記録した。
このほか足元では、中国本土から香港、マカオへの個人旅行について、自由化政策が引き締め方向で見直される??との観測も浮上。「自由行」と呼ばれる一部都市を対象とした個人旅行の自由化政策について、マカオ政府は春節明けにも、中央政府と共同で現行プログラムの調査を行う予定という。旅客受け入れ能力の限界が意識されるなか、旅客の数を制限する何らかの措置が実施された場合、カジノ業界にもたらすインパクトは大きいと懸念されている。
1月のマカオ域内カジノ売上高は、前年同月比17.4%減の237億4800万パタカに低迷した。マイナスは8カ月連続(14年6月が3.7%、7月が3.6%、8月が6.1%、9月が11.7%、10月が23.2%、11月が19.6%、12月が30.4%)。

【亜州IR】



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