25日の中国本土市場概況:上海総合指数は下落、高値警戒感などで利食い優勢に
[15/02/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
25日の中国本土マーケットは下落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比18.06ポイント安(-0.56%)の3228.84ポイントと8日ぶり反落した。上海A株指数は18.87ポイント安(-0.55%)の3383.19ポイント。外貨建てB株相場も下落。上海B株指数が2.96ポイント安(-1.00%)の292.44ポイント、深センB株指数が2.77ポイント安(-0.25%)の1099.30ポイントで引けた。
利食い売りに押される流れ。上海総合指数は同連休前まで7日続伸し、約3週間ぶりの高水準を回復していたため、高値警戒感が強まった。もっとも、売り込む動きはみられない。取引時間中に発表された2月のHSBC中国製造業PMI(速報値)が50.1に上昇し、景況判断の分かれ目となる50を3カ月ぶりに上回ったことが支えになった。指数は一進一退したが、引けにかけて下げ幅を広げている。
業種別では、保険株の下げが目立つ。中国人寿保険(601628/SH)が4.5%安、中国平安(601318/SH)が3.4%安で引けた。不動産株や銀行株、運輸株なども安い。ITハイテク関連株も売られた。
半面、水道やガスの公益株、医薬関連株などは物色された。このほか、国有石油大手の合併観測が流れるなか、傘下企業の中国石油化工(600028/SH)が3.4%高、中国石油天然気(601857/SH)が1.4%高と値を上げている。
【亜州IR】
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