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24日の中国本土市場概況:上海総合指数は10日続伸、ITハイテク関連の上昇が目立つ

注目トピックス 外国株

24日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比3.68ポイント(0.10%)高の3691.41ポイントと小幅ながら10日続伸した。上海A株指数は3.85ポイント(0.10%)高の3868.90ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.49ポイント(0.16%)高の309.23ポイント、深センB株指数が1.50ポイント(0.13%)安の1138.63ポイントで引けた。

利食い売りこなし続伸。指数は直近の上昇が急ピッチだったため、相場の過熱感が意識されるなかで売られたものの、引けにかけてプラスに転じた。当局が景気腰折れを回避するため、追加の金融緩和を含む景気下支え策を打ち出すとの期待が根強く残っている。また、取引時間中に公表された3月のHSBC中国製造業PMIが悪化(前月は50.7、結果は49.2)したことに関しても、逆に景気刺激策の期待を強めさせた。

業種別では、ITハイテク関連株の上昇が目立つ。先ごろ閉幕した全人代でインターネットとモノの融合を目指す「インターネットプラス(+)」という概念が打ち出され、インターネット産業を支援する政府方針が改めて強調されたことが本日も手掛かりになった。ストップ高となる銘柄もみられている。

また、鉄鋼株も高い。馬鞍山鋼鉄(600808/SH)などが値幅制限いっぱいまで買われる。当局が鉄鋼生産能力の削減を推し進めるとの観測が流れたことを材料視した。空運や鉄道などの運輸株、銀行株、ゼネコン株の一角、消費関連株なども値を上げている。

ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は3.61%高の2293.65ポイントと続伸し、史上最高値を連日で更新した。深センと香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)は、今年10月の解禁となる見通しと伝えられたことが引き続き支援材料となっている。



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