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25日の中国本土市場概況:上海総合指数は下落、相場の過熱感を意識

注目トピックス 外国株

25日の中国本土マーケットは下落。主要指標の上海総合指数は、前日比30.68ポイント(0.83%)安の3660.73ポイントと11日ぶりに反落した。上海A株指数は32.24ポイント(0.83%)安の3836.66ポイント。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.67ポイント(0.22%)安の308.56ポイント、深センB株指数が2.92ポイント(0.26%)高の1141.55ポイントで引けた。

利食い売りに押される流れ。指数は前日まで10日続伸し、約6年10カ月ぶりの高値水準を切り上げていたため、相場の過熱感が意識された。上場企業の決算発表が本格化するなか、業績動向を見極めたいとするスタンスも買い手控え要因となっている。

時価総額上位のエネルギー株と金融株が下げを主導。中国石油天然気(601857/SH)が2.2%安、中国銀行(601988/SH)が3.2%安、中国人寿保険(601628/SH)が3.3%安で引けた。発電や水道の公益株、不動産株、鉄鋼・非鉄株などもさえない。

半面、自由貿易試験区(FTZ)関連株の一角は物色された。「FTZが既存の上海に加えて、天津、広東、福建の3省市で新たに設立されることになった」と報じられたことが支援材料。港湾の天津港(600717/SH)が4.3%上昇した。このほか、ITハイテク関連株、鉄道関連株、消費関連株なども買われている。

ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は1.15%高の2385.01ポイントと続伸し、史上最高値を連日で更新した。深センと香港の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)は、今年10月の解禁となる見通しと伝えられたことが本日も材料視されている。

【亜州IR】



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