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25日の香港市場概況:香港ハンセン指数は上昇、政策期待が下支え

注目トピックス 外国株

25日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比128.63ポイント(0.53%)高の24528.23ポイントと反発する半面、本土企業株で構成されるH株指数は36.11ポイント(0.30%)安の11968.91ポイントと続落した。売買代金は835億8500万香港ドル(24日は897億4300万香港ドル)。

上場企業の決算発表が本格化するなか、業績動向を材料に選別物色が強まる流れ。中国の政策期待が強まる一方、指数は直近の上昇ピッチがハイペースだっただけに、相場の過熱感が意識された。

ハンセン指数の構成銘柄では、紙製サニタリー用品最大手の恒安国際集団(1044/HK)が5.4%高、全国展開型デベロッパーの中国海外発展(688/HK)が2.3%高と上げが目立った。恒安国際集団に関しては、同社の通期業績で増益を確保したことが好感された(中間期では減益)。中国海外発展については、通期5割増益に加え、実質筆頭株主の中国建築(601668/SH)から国内外の不動産開発プロジェクトを取得すると発表したことが材料視されている。大手ブローカー各社は、両社の格付け見通しを軒並み上方修正した。

このほか、政策に絡んだ自由貿易試験区(FTZ)関連株の一角も物色された。FTZが既存の上海に加えて、天津、広東、福建の3省市で新たに設立されることが確定したことが支援材料。天津港のふ頭運営会社である天津港発展HD(3382/HK)が5.1%高、物流ソリューションサービスを中核とする深セン国際HD(152/HK)が3.4%高と値を上げた。

一方、他の個別株動向では、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(2628/HK)が1.5%安とさえない。通期3割増益を確保したものの、純利益は市場予想を下回ったことが嫌気された。

【亜州IR】



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