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27日の中国本土市場概況:上海総合指数は続伸、約6年11カ月ぶりの高値水準を回復

注目トピックス 外国株

27日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比9.00ポイント(0.24%)高の3691.10ポイントと続伸した。約6年11カ月ぶりの高値水準を回復。上海A株指数は9.39ポイント(0.24%)高の3868.52ポイント。外貨建てB株相場も上昇。上海B株指数が1.89ポイント(0.61%)高の310.39ポイント、深センB株指数が4.26ポイント(0.37%)高の1147.99ポイントで引けた。

政策期待が支え。博鰲(ボアオ)アジアフォーラムが昨日開幕したことが好材料(閉幕は29日)。フォーラムでは、「一帯一路」(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)構想などが討議されることになっている。相場の過熱感が意識されるなか売られる場面がみられたものの、指数は中盤から改めて買いが優勢となった。

業種別では、インフラ関連銘柄群の上げが目立つ。交通インフラ整備の中国交通建設(601800/SH)がストップ高になったほか、鉄道建設の中国鉄建(601186/SH)が3.8%高で引けた。「一帯一路」で各種のプロジェクトが推進されるとの思惑が強まっている。不動産株も高い。大手の保利地産(600048/SH)が3.9%上昇。当局が不動産市場の安定化に向け、用地供給の調節などを指示したことが手がかりになっている。このほか、建材株や自動車株、消費関連株、医薬関連株なども買われた。

【亜州IR】



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