2日の中国本土市場概況:上海総合指数は上昇、新規口座の開設件数増加の報道などを材料視
[15/04/02]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
2日の中国本土マーケットは上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比15.49ポイント(0.41%)高の3825.78ポイントと続伸した。7年ぶりの高値水準を切り上げる。上海A株指数は16.22ポイント(0.41%)高の4010.05ポイント。外貨建てB株相場も上昇。上海B株指数が1.58ポイント(0.51%)高の312.87ポイント、深センB株指数が0.23ポイント(0.02%)高の1167.54ポイントで引けた。
利食い売りをこなし上昇する流れ。指数は前日に7年ぶりの高値を切り上げるなど、このところの上昇ピッチが急だったため、過熱感が意識されるなかで売られる場面が散見されたものの、引けにかけて買いが優勢となった。株価の先高感が強まっている。新規口座の開設件数が足元で急激に増加していることや、市場の売買代金が大幅に伸びているためだ。
業種別では、ITハイテク関連株の上げが目立つ。通信機器メーカーの大唐電信(600198/SH)が9.1%上昇した。新たな国家戦略として打ち出されたインターネットと他の産業が結びつく「互聯網+(インターネット・プラス)」について、国務院が発展加速のスタンスを改めて示したことが支援材料となっている。
また、自動車関連株や消費関連株、素材関連株なども高い。電設関連の銘柄も前日に続き物色された。ハイテク株やバイオ株が多く、成長性の高いベンチャー企業向け市場の深セン創業板指数は2.93%高の2475.33ポイントと大幅続伸し、史上最高値を連日で更新した。
【亜州IR】
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