概況からBRICsを知ろう〜上海総合指数は値下がり、高値圏で推移で過熱感
[15/04/10]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 53802.66 +0.26%
9日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比141.55ポイント高(+0.26%)の53802.66で取引を終えた。53292.23まで下落した後、54002.39まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは33、値下がりは33、変わらず2であった。
格付け会社フィッチが、「ブラジルの格付け見通しをネガティブに引き下げ」と発表したことを受けて、ブラジル株売りが先行した。また、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が、「中国経済は鈍化、ブラジル経済は停滞」と指摘したことも、相場の重しになった。しかし、石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)が、「20日までに監査済み決算を発表する」との一部報道に加え、中国の国家開発銀行が同社に対して35億米ドルの融資を契約したとの報道が好感され、大幅な株高となり、指数をプラスに押し上げるかたちになった。
【ロシア】MICEX指数 1667.60 -0.95%
9日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMICEX指数は前日比16.03ポイント安(-0.95%)の1667.60で取引を終了した。1678.50から一時1648.38まで下落した。
この日もルーブル高が進んだことで(対米ドルで一時51.8344レベルまで上昇)、ロシア輸出企業の株安傾向が、MICEX指数の下押し圧力になった可能性がある。しかし、一方、ブレント原油先物価格が反発し、欧州株式市場が軒並み上昇しており、ロシア株の下支えや、下げ渋りにつながったとみられる。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 28885.21 +0.62%
9日のインドSENSEX指数は5営業日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比177.46ポイント高(+0.62%)の28885.21、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同63.90ポイント高(+0.73%)の8778.30で取引を終えた。
中盤にマイナス圏に転じる場面もあったが、終盤に買い戻された。銀行大手が相次いで貸出金利を引き下げていることが引き続き支援材料。また、インフラの整備加速期待も関連銘柄の物色手掛かりとなった。アルン・ジェートリー財務相はこのほど、鉄道と高速道路事業関連の社債発行について、税免除計画が認められたと発言。これより先、政府はインフラ整備を順調に進めさせるため、用地取得規制を緩和させる方針を示した。
【中国本土】上海総合指数 3957.53 -0.93%
9日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比37.28ポイント安(-0.93%)の3957.53ポイントと6日ぶりに反落した。
朝高の後に下落する流れ。前日までの好地合いを継ぎ、節目の4000ポイントを突破して寄り付いたものの、上値は重く、次第に売りが優勢となる。指数はこのところ急ピッチに上昇し、7年ぶりの高値圏で推移しているため、過熱感が意識された。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。マーケットに資金流入が続くなか、株価の先高感が強まっているためだ。
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9日のブラジル株式市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比141.55ポイント高(+0.26%)の53802.66で取引を終えた。53292.23まで下落した後、54002.39まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは33、値下がりは33、変わらず2であった。
格付け会社フィッチが、「ブラジルの格付け見通しをネガティブに引き下げ」と発表したことを受けて、ブラジル株売りが先行した。また、国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が、「中国経済は鈍化、ブラジル経済は停滞」と指摘したことも、相場の重しになった。しかし、石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)が、「20日までに監査済み決算を発表する」との一部報道に加え、中国の国家開発銀行が同社に対して35億米ドルの融資を契約したとの報道が好感され、大幅な株高となり、指数をプラスに押し上げるかたちになった。
【ロシア】MICEX指数 1667.60 -0.95%
9日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMICEX指数は前日比16.03ポイント安(-0.95%)の1667.60で取引を終了した。1678.50から一時1648.38まで下落した。
この日もルーブル高が進んだことで(対米ドルで一時51.8344レベルまで上昇)、ロシア輸出企業の株安傾向が、MICEX指数の下押し圧力になった可能性がある。しかし、一方、ブレント原油先物価格が反発し、欧州株式市場が軒並み上昇しており、ロシア株の下支えや、下げ渋りにつながったとみられる。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 28885.21 +0.62%
9日のインドSENSEX指数は5営業日続伸。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比177.46ポイント高(+0.62%)の28885.21、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同63.90ポイント高(+0.73%)の8778.30で取引を終えた。
中盤にマイナス圏に転じる場面もあったが、終盤に買い戻された。銀行大手が相次いで貸出金利を引き下げていることが引き続き支援材料。また、インフラの整備加速期待も関連銘柄の物色手掛かりとなった。アルン・ジェートリー財務相はこのほど、鉄道と高速道路事業関連の社債発行について、税免除計画が認められたと発言。これより先、政府はインフラ整備を順調に進めさせるため、用地取得規制を緩和させる方針を示した。
【中国本土】上海総合指数 3957.53 -0.93%
9日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比37.28ポイント安(-0.93%)の3957.53ポイントと6日ぶりに反落した。
朝高の後に下落する流れ。前日までの好地合いを継ぎ、節目の4000ポイントを突破して寄り付いたものの、上値は重く、次第に売りが優勢となる。指数はこのところ急ピッチに上昇し、7年ぶりの高値圏で推移しているため、過熱感が意識された。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。マーケットに資金流入が続くなか、株価の先高感が強まっているためだ。
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