概況からBRICsを知ろう〜22日のインド株式市場は反発、外国人投資家が買い越しに転じ
[15/04/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 外国株
【ブラジル】ボベスパ指数 54617.36 +1.59%
22日のブラジル株式市場は4日ぶり反発。主要指標のボベスパ指数は前日比856.09ポイント高(+1.59%)の54617.36で取引を終えた。53762.09から54847.67まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは56、値下がりは10、変わらず2であった。
国際商品市況の回復を受けて、ブラジルの鉱山大手ヴァーレ(VALE3)が株高となり、ボベスパ指数の上昇をけん引した。また、石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)が、22日に2014年の監査済み決算を発表する予定となっており、内容への期待からか買い材料になったもよう。なお、22日発表のブラジルの3月経常赤字は、57.36億ドルであった(予想は49億ドル、2月が70.82億ドル)。
【ロシア】MICEX指数 1677.56 -1.91%
22日のロシア株式市場は3日ぶり反落。主要指標のMICEX指数は前日比32.68ポイント安(-1.91%)の1677.56で取引を終了した。1712.87から1669.25まで下落した。
欧州連合(EU)の欧州委員会が22日、ロシアの天然ガス大手ガスプロム(GAZP)に対して、「東欧やバルト諸国へのガス供給に絡む不当な価格設定などが、独禁法(競争法)違反に当たる」、として警告したことが懸念された。また、この日ルーブル高となったことで、輸出関連企業の収益を圧迫するとの思惑も、ロシア株の売り圧力になったもよう。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 27890.13 +0.77%
22日のインドSENSEX指数は6営業日ぶり反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比0.77%高(214.09ポイント)の27890.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.62%高(51.95ポイント)の8429.70で取引を終えた。
後半に利益確定売りに押されたが、終盤に再び買い戻された。連日の下落で値ごろ感が強まり、下値拾う動きが活発になった。また、これまで売り越しを継続した外国人投資家(FII)が買い越しに転じたことも好感された。ほかに、2014年度(15年3月まで1年間)の経常赤字が同年度国内総生産(GDP)の0.9%まで低下するとの見通しや、銀行の貸出増加率が15年度に14-16%まで加速するとの予想も支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 4398.50 +2.44%
22日の上海総合指数は上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比104.87ポイント高(2.44%)の4398.50ポイントと続伸した。約7年2カ月ぶりの高値を切り上げる。前日の好地合いを継ぐ。このところの売買活況を背景に、株価の先高感が強まっている。追加の金融緩和策が打ち出されるとの期待も膨らむ。外国為替資金残高が7年ぶりに大幅減少するなか、中国からの資金流出が加速しているとの見方が広がったためだ。
幅広い銘柄が買われ、上海指数の構成銘柄は9割超が上昇した。なかでも、相場活況でメリットのある証券株と保険株が高い。中国人寿保険(601628/SH)が3.6%上昇し、海通証券(600837/SH)が値幅制限いっぱいまで買われた。発電株も急伸。電力価格の改革推進が手がかりになっている。不動産株や消費関連株もしっかり。発電設備株や、海運株なども物色された。
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22日のブラジル株式市場は4日ぶり反発。主要指標のボベスパ指数は前日比856.09ポイント高(+1.59%)の54617.36で取引を終えた。53762.09から54847.67まで上昇した。指数構成銘柄での値上がりは56、値下がりは10、変わらず2であった。
国際商品市況の回復を受けて、ブラジルの鉱山大手ヴァーレ(VALE3)が株高となり、ボベスパ指数の上昇をけん引した。また、石油ガス大手のペトロブラス(PETR3)が、22日に2014年の監査済み決算を発表する予定となっており、内容への期待からか買い材料になったもよう。なお、22日発表のブラジルの3月経常赤字は、57.36億ドルであった(予想は49億ドル、2月が70.82億ドル)。
【ロシア】MICEX指数 1677.56 -1.91%
22日のロシア株式市場は3日ぶり反落。主要指標のMICEX指数は前日比32.68ポイント安(-1.91%)の1677.56で取引を終了した。1712.87から1669.25まで下落した。
欧州連合(EU)の欧州委員会が22日、ロシアの天然ガス大手ガスプロム(GAZP)に対して、「東欧やバルト諸国へのガス供給に絡む不当な価格設定などが、独禁法(競争法)違反に当たる」、として警告したことが懸念された。また、この日ルーブル高となったことで、輸出関連企業の収益を圧迫するとの思惑も、ロシア株の売り圧力になったもよう。
【インド】S&PムンバイSENSEX指数 27890.13 +0.77%
22日のインドSENSEX指数は6営業日ぶり反発。ムンバイ証券取引所の主要30社株価指数SENSEXは前日比0.77%高(214.09ポイント)の27890.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同0.62%高(51.95ポイント)の8429.70で取引を終えた。
後半に利益確定売りに押されたが、終盤に再び買い戻された。連日の下落で値ごろ感が強まり、下値拾う動きが活発になった。また、これまで売り越しを継続した外国人投資家(FII)が買い越しに転じたことも好感された。ほかに、2014年度(15年3月まで1年間)の経常赤字が同年度国内総生産(GDP)の0.9%まで低下するとの見通しや、銀行の貸出増加率が15年度に14-16%まで加速するとの予想も支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 4398.50 +2.44%
22日の上海総合指数は上昇。主要指標の上海総合指数は、前日比104.87ポイント高(2.44%)の4398.50ポイントと続伸した。約7年2カ月ぶりの高値を切り上げる。前日の好地合いを継ぐ。このところの売買活況を背景に、株価の先高感が強まっている。追加の金融緩和策が打ち出されるとの期待も膨らむ。外国為替資金残高が7年ぶりに大幅減少するなか、中国からの資金流出が加速しているとの見方が広がったためだ。
幅広い銘柄が買われ、上海指数の構成銘柄は9割超が上昇した。なかでも、相場活況でメリットのある証券株と保険株が高い。中国人寿保険(601628/SH)が3.6%上昇し、海通証券(600837/SH)が値幅制限いっぱいまで買われた。発電株も急伸。電力価格の改革推進が手がかりになっている。不動産株や消費関連株もしっかり。発電設備株や、海運株なども物色された。
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